皆さま、ご機嫌よう。
今回は、神田昌典さんの書かれた、『非常識な成功法則』という本をご紹介していきます。
この本、なかなかに人生のバイブル的な本なのですが、人は選びます。
冒頭のインパクトが凄い
この本、まず冒頭のインパクトが凄いです。
この本もおすすめ
『私は成功法則というものが嫌いだ』
『この本が未だに一番売れているのが不本意』
『こんなこと私は10年前にとうにやっている』
『今の私はこんなレベルの次元にはいない』
『まあ、君もがんばりたまえ』
要約するとこんなようなことが書いてあります。
これだけでも衝撃の本ですよね。
非常識な成功法則というタイトルは知っていましたが、頭の片隅にあるだけで読んだことはありませんでした。
まだこの本を読むか読まないか悩んでるプロローグだというのに、まさかこんなことを言われるとは。
そんなこと言われたら、
どんな内容が書かれているのか気になるじゃないか。
と軽い気持ちでページをめくりだしました。
そしたら止まることなく読み進み、人生のバイブル的本になるかもと思えるほどのインパクトを与えられて終了しました。
こりゃ売れるでしょうと。
本書で語られていることは、たとえ10年経とうが古くならないのです。
この本は人間が夢(欲望)を実現する上で本当に大切なことは何なのかを、教えてくれます。
成功は、悪の感情から始まる
大抵の成功法則の本は、他人を敬いなさいと言ってきます。
しかし、それはすでに成功している人たちの至る思考。
既に成功している人が、自分自身への戒めとして心に刻む言葉です。
この本では、現実にお金がなくて苦しんでいるなら、苦しんでいる現実を受け入れてまずは稼ぐことに貪欲になりなさいと説きます。
反骨精神はバネになると言っているんですね。
実際多くの成功者たちは、逆境を乗り越えて成功していることが多いです。
逆境を乗り越えられたのは反骨精神からであり、
社会に明確な不満を持っているからこそ自分自身を変えるという思考に至ったのです。
つまり、
自分の中に秘められた悪の感情を成功の妨げになると押し殺すのではなく、利用しろということですね。
ネガティブな感情は悪と捉えられがちですが、ネガティブに思うからこそ、そこに改善へのヒントが隠されているなぁと感じます。
大前提として成功者は、エゴ全開です。
エゴ全開でも、それを自覚した上で他人に配慮できる術を持っているから、本当の成功者は成功し続けられるんですね。
エゴを押し殺す人はそもそも現状に満足するので、成長が止まるとはよく言ったものだなぁと思います。
習慣として章を区切っている
この本の章立ては、習慣という言葉で区切られています。
歴史的な名著である『7つの習慣』を思わせるので、この章立て好きですね。
根本的に人格を育成できる素晴らしい本ですが、だからこそ具体的に何をすれば成功できるんだと思った人も多いはず。
そもそも『7つの習慣』は既に成功している人にも向けて書かれている本ですから、高尚な考えすぎてついていけないのです。
ステップ1、まず成功しろと書かれている本ですからね。
加えて、
『非常識な成功法則』では、こうした高尚な本に書かれている『お金が全てじゃない』というような言葉を成功してない人が鵜呑みにしてしまうと、
「金を稼ぐことは最優先だよ」とこの本では繰り返し言います。
まず金をもって、それから『金は全てじゃない』と言ったら?と。
『非常識な成功法則』には、このように成功を手するために重要なエゴ全開のテクニックが具体的に書かれています。
『やりたいことを見つけたいなら、やりたくないことを見つけるべし』や、
『殿様バッタのセールス』など、面白いノウハウが満載です。
全部取り上げると長くなるので、面白いと思ったものを抜粋していきます。
やりたくないことを見つけるべし
やりたいことを見つけたいなら、まずはやりたくないことを見つけるべしとこの本では言っています。
やりたいことを探していると、高尚な目標が見つかることが多い。
もっと具体的なやりたいことをリストアップできる人もいるかもしれませんが、大抵の場合はエゴを出しちゃいけないというストッパーがかかってるんですね。
そこで、一度エゴのストッパーを外すために、やりたくないことをリストアップしてみるんです。
などなど。
そうした本当は〇〇をリストアップすることで、自分のやりたくないことに気づくことが出来、それが本当にやりたいことへの解像度を上げてくれるんですね。
ただ、
やりたくないことを挙げるのはあくまでやりたいことを明確にするためで、
やりたくないことをやらなくていいというわけではないとも言っています。
自分のやりたいことのために、やりたくないことをやる必要があることだってありますからね。
指標となるのは、やりたくないことをやった延長線上に、やりたいことがあると思えるかどうかということでしょう。
フォトリーディング読書
本書では、効果的な読書の仕方も紹介しています。
それが、一枚の写真のように本を眺めるという読書法です。
難しい本ほど、1から知識なしで読むのは困難。
この読書法を使えば、内容が頭に入ってくると言います。
まずはページを1枚1枚ただ眺めていきます。
それから、この単語良く出てくるなというトリガーワードを見つけていきます。
一冊につき、
20~25個のトリガーワードを見つけると良いと言っていますね。
そのトリガーワードを眺めて、著者への質問を考えたり、自分の読む目的を再確認したりしましょう。
その後に一度時間を置いて、リラックスする時間を作り、それから本を読み始めると、スラスラ読めるようになると紹介しています。
トリガーワードを寝かせる時間を作ったことで脳の中で一度整理できる時間が出来、それが本の内容理解の助けになるのだと言っています。
勉強とかで、もうこれ以上は頭に入らない、爆発すると思っていても、1日寝て起きると情報が整理されて新たなことが学べるようになっていた。
なんて経験ありますよね。
それに近いものがあるなと思いますね。
トリガーワードをリストアップしてから1晩寝かせてもいいと言っていますから、
脳の整理期間を設けるという意味で、本質的に同じことなのでしょう。
耳から知識を取り入れる
これも、個人的に重要なことだなと思う一つです。
つまり、情報を音としてインプットするということですね。
本書ではテープと言っていますが、この本は10年前の本。
今は動画文化の発展で、役に立つビジネスチャンネルや本要約チャンネルなどもたくさんあります。
耳から知識を取り入れやすい時代になっているんですね。
人によって聴覚と鋭い人、視覚が鋭い人など様々ですが、これは自分の体験談として。
自分は、本を実際に読むのも好きですが、耳で聞くのも好きです。
内容を思い出そうとする時、音と共に思い出した方が思い出しやすいと常日頃感じています。
ワイヤレスイヤホンのヘビーユーザーでもあるので、無音で知識を取り込むよりも、音として取り込んだ方が直接脳に入っていく感覚があるんですね。
だから、オーディブルなどで本を聴くのも好きなのです。
更に動画となれば、視覚的にも聴覚的にもインプットできるので、より頭に残りやすいなと感じます。
活用しない手はないですよね。
最後に
『非常識な成功法則』、人生のバイブルになるような素晴らしい本でした。
この記事で紹介したことは、本の内容のほんの一例です。
他にも、素晴らしいぶっちゃけた成功法則がたくさん書かれています。
10年経っても古くならない本、素敵ですね。
成人式を迎えてなお売れ続ける本は本当に価値がある名著だとメンタリストDAIGOさんが言っていましたが、この本もそうなりそうな予感がします。
面白そうだな、読んでみたいなと思われた方、この機会に是非手に取ってみてください。
それでは、皆さま。
エゴ全開で成功していきましょう。
ではまた。
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